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国立大学法人東京農工大学
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テニュアトラック教員の紹介

山浦 紘一 (Yamaura Koichi)

研究院 農学研究院
部門 国際環境農学部門
研究分野 国際農業開発、国際農業貿易、農業食糧産業組織論
キーワード 食糧不安、競争、市場支配力
URL
職歴

・2009年08月~2009年12月:カンザス州所得税機関
・2010年01月~2010年05月:カンザス州立大学非常勤講師
・2012年07月~2013年11月:上智大学大学院地球環境学研究科特別研究員
・2013年04月~2013年09月:上智大学大学院地球環境学研究科非常勤講師
・2013年12月~現在:東京農工大学大学院農学研究院 テニュアトラック助教

学歴

・東洋大学経済学部 2004年卒業
・Department of Agricultural Economics, Kansas State University, M.S., 2008年修了
・Department of Agricultural Economics, Kansas State University, PhD in Economics with an emphasis in Agricultural Economics, 2012年修了(学位取得)

受賞歴

・Gamma Sigma Delta 優秀大学院生賞(2007年)

主な論文・解説

・Yamaura, K., "The preferential trade agreements in U.S. green tea trade.", Journal of Development and Agricultural Economics 3(13): 638-644(2011).
・Yamaura, K., "Market Power of the Japanese Non-GM Soybean Import Market: the U.S. Exporters vs. Japanese Importers.", Asian Journal of Agriculture and Rural Development 1(2): 80-89(2011).
・Thompson, A. and K. Yamaura., "Opa! Did EU Entry Contribute to the Greek Crisis?", The Modern Economy 4(10): 659-661(2013).
・Washida, T., K. Yamaura* and S. Sakaue., "Computable General Equilibrium Analyses of Global Economic Impacts and Adaptation for Climate Change: A Case of Tropical Cyclones.", International Journal of Global Warming (accepted) (2013).
・Yamaura, K., "Market Power of the Japanese Soybean Import Market: GMO, Non-GMO, and Vertically Differentiated Products.", The Japanese Journal of Rural Economics (accepted)(2014).

研究紹介

20世紀後半以降、多くの発展途上国が経済成長を遂げ、今世紀に入り、グローバル化の進展や急速な産業の発展を遂げました。しかし、依然として多くの途上国では、小児栄養失調、国民の栄養不良、穀物生産、カロリー摂取量、HIV/AIDS、市場の自由化、統治・環境要因、安全な飲み水と衛生へのアクセスなどが重要な課題であり、これらが発展途上国での食糧不安の脆弱性となっています。(1)国際農業開発分野では国、地域、市場、家族、個人レベルのデータをもとに、途上国のこれらの要因の経済分析を行い、食糧不安や貧困問題を解決するための提言を行います。(2)国際農業貿易分野では政府の農業貿易政策や直接投資、国際連合(UN)や世界貿易機関(WTO)の政策の効果を各国の貿易データを用いて経済分析し、日本と世界各国の農業貿易への政策評価・提言を行います。(3)農業食糧産業組織論分野では、現実の農産業および食品産業の市場構造や動向をミクロ経済学の応用分野である産業組織論の手法と実際のデータを用いて経済分析を行い、農業・食糧分野の企業や産業への政策提言を行うことを目指しています。

私は、国際農業開発分野では食料不安と脆弱性、特権関税制度などの国際農業貿易、市場構造・競争・商品差別化に着目し農業食糧産業市場の理論・実証研究をしています。その他にも米国カンザス大豆協会との国際穀物貿易分析や環境省推進費:気候変動による経済影響研究などに携わっています。また、国際連合食糧農業機関(FAO)とのアフリカ地域別での食糧不安と脆弱性研究に携わった経験から、アジア・南米の途上国での食糧不安と脆弱性分析も行いたいと考えています。

本学のテニュアトラック事業について

本学のテニュアトラック事業では、若手研究者に潤沢なスタートアップ資金が支給され、また、担当講義や業務の軽減、独立した研究スペースの配分、メンター教員配置などといった利点があります。そのため、テニュアトラック教員には自らの研究に専念できる大変恵まれた環境があります。さらに、外部からの評価を活用したテニュア審査は公平性が高く、若手研究者は緊張感を持ちながらも、有意義な研究を行えると思います。

今後の抱負

テニュアトラック助教として、テニュア獲得のために期間内に十分な研究成果を挙げることだけでなく、今まで学んできたことをもとに、研究者として、また、教育者としての人生の大切な土台作りの五年間と考えています。実証分析を行う研究者として、積極的に他の先生方とも共同研究を行いたいと思います。