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国立大学法人東京農工大学
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テニュアトラック教員の紹介

鈴木 丈詞 (Suzuki Takeshi)

研究院 農学研究院(機構)
部門 生物システム科学部門
研究分野 植物ダニ学,昆虫生理学,環境調節工学
キーワード 環境応答,総合的害虫管理,RNAi
URL http://www.tuat.ac.jp/~tszk/index.html
職歴

・2008年4月~2009年3月:日本学術振興会 特別研究員DC2 神戸大学
・2009年4月~2010年3月:日本学術振興会 特別研究員PD(学位取得に伴う資格変更)神戸大学
・2010年1月~2010年3月:日本学術振興会 優秀若手研究者海外派遣事業 テッサロニキ・アリストテレス大学 客員研究員(兼務)
・2010年4月~2013年3月:日本学術振興会 特別研究員PD 千葉大学
・2013年4月~2014年3月:茨城大学 農学部 非常勤研究員
・2014年4月~2015年6月:日本学術振興会 海外特別研究員 ウェスタンオンタリオ大学
・2015年7月~現在:東京農工大学 農学研究院(テニュアトラック推進機構)テニュアトラック特任准教授

学歴

・2004年3月 千葉大学 園芸学部 生物生産科学科 卒業
・2006年3月 千葉大学大学院 自然科学研究科 生物資源科学専攻 博士前期課程 修了
・2009年3月 神戸大学大学院 自然科学研究科 資源生命科学専攻 博士後期課程 修了 博士(農学)

受賞歴

なし

主な論文・解説

・Suzuki T, Wang CH, Gotoh T, Amano H and Ohyama K (2015) Deoxidant-induced anoxia as a physical measure for controlling spider mites (Acari: Tetranychidae). Experimental and Applied Acarology 65, 293-305.
・Suzuki T, Yoshioka Y, Tsarsitalidou O, Ntalia V, Ohno S, Ohyama K, Kitashima Y, Gotoh T, Takeda M and Koveos DS (2014) An LED-based UV-B irradiation system for tiny organisms: System description and demonstration experiment to determine the hatchability of eggs from four Tetranychus spider mite species from Okinawa. Journal of Insect Physiology 62, 1-10.
・Suzuki T, Kojima T, Takeda M and Sakuma M (2013) Photo-orientation regulates seasonal habitat selection in the two-spotted spider mite Tetranychus urticae. Journal of Experimental Biology 216, 977-983.
・Suzuki T, Ghazy NA, Amano H and Ohyama K (2012) A high-performance humidity control system for tiny animals: demonstration of its usefulness in testing egg hatchability of the two-spotted spider mite, Tetranychus urticae. Experimental and Applied Acarology 58, 101-110.
・Suzuki T, Shah M, Ghazy NA, Takeda M, Amano H and Ohyama K (2011) An improved space-saving system for testing photoperiodic responses of insects and mites: its use in diapause experiments for the two-spotted spider mite, Tetranychus urticae (Acari: Tetranychidae). Applied Entomology and Zoology 46, 449-454.
・Suzuki T, Watanabe M and Takeda M (2009) UV tolerance in the two-spotted spider mite, Tetranychus urticae. Journal of Insect Physiology 55, 649-654.

研究紹介

2015年現在,世界の人口は73億人です(国連世界人口推計2015年改訂版).2050年には97億人に達し,この人口を養うためには,食料生産を2005~2007年と比較して70%以上増やす必要があります(OECD-FAO Agricultural Outlook 2009-2018).一方,主要農作物収量の26~40%は有害生物によって消失し(Oerke, 2006),昨今の食料不足に拍車をかけています.そこで,この消失量を低減させ,食料増産に寄与することを目標に,特に防除が難しい微小害虫(主にハダニ類)を対象とし,環境・天敵・遺伝子に着目した防除技術の開発を進めています.最近の主な研究テーマは,「光による行動制御」,「天敵(生物農薬)の長期貯蔵」および「RNAiを利用した防除ターゲット遺伝子のin vivoスクリーニング」です.これら研究のゴールは,1)新規防除技術の開発,2)既存防除技術の改善,3)総合的害虫管理の推進,延いては4)生態学的視点も取り入れた総合的生物多様性管理(桐谷, 1998)の推進です.モットーは,組み合わせの妙を楽しむことです.農学と工学の手法を組み合わせ,食料増産に貢献し,かつ,サイエンスとして面白い研究を進めていきたいと思っています.

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本学のテニュアトラック事業について

応募時はカナダでポスドクをしていました.本公募における応募書類は全てオンラインで提出でき,海外からの応募者に対する配慮が感じられました.本事業が提供する「自立し,かつ,落ち着いて研究に専念できる環境」は,若手研究者にとって極めて貴重なチャンスです.PIとしてのラボ運営には大きな責任が伴いますが,何より,学生の皆様の多様かつ柔軟な発想に出会えることをとても楽しみにしています.また,恵まれた研究環境に加え,メンターの先生,同じ所属の先生方,事務の皆様および国内外のコラボレーターの皆様の温かいサポートは大変心強く,感謝しております.

今後の抱負

普段は生物応用システム科学府(BASE)の建物(小金井キャンパス)にいます.理学・農学・工学にまたがる学際的なBASEにも所属できた幸運を大いに活用し,異なる分野間のコラボレーションを基盤としたオリジナリティのある研究を展開していきたいと思っています.