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国立大学法人東京農工大学
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本事業は文部科学省科学技術人材育成費補助金の「テニュアトラック普及・定着事業」の補助を受けて実施しています。

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テニュアトラック教員の紹介

川野 竜司 (Kawano Ryuji)

研究院 工学研究院(機構)
部門 生命機能科学部門
研究分野 一分子化学、BioMEMS
キーワード 脂質二分子膜、膜タンパク質、マイクロ流体、ナノポア
URL http://www.tuat.ac.jp/~rjkawano/
職歴

・2005年:横浜国立大学ベンチャービジネスラボラトリー 講師
・2006年:日本学術振興会海外特別研究員 米国ユタ大学化学科
・2008年:米国ユタ大学化学科 博士研究員
・2009年:公益財団法人神奈川科学技術アカデミー 竹内プロジェクト 常勤研究員
(兼任)東京大学生産技術研究所 協力研究員
・2014年1月~:東京農工大学 工学研究院(テニュアトラック推進機構)テニュアトラック特任准教授
(兼任)公益財団法人神奈川科学技術アカデミー 非常勤研究員(2014~)
(兼任)京都大学化学研究所 客員准教授(2016~)

学歴

・2000年:東京都立大学工学部応用化学科 卒業
・2005年:横浜国立大学大学院物質工学専攻 博士後期課程修了 博士(工学)

受賞歴

・2003年:日本化学会第83回春季年会 学生講演賞
・2008年:日本化学会第88回春季年会 優秀講演賞(学術)
・2013年:Outstanding Oral Presentation Award Nomination in The 17th International Conference on Solid-State Sensors, Actuators and Microsystems, Transducers2013 and EurosensorsXXVII, Barcelona.

主な論文・解説

・R. Kawano, Y. Tsuji, K. Sato, T. Osaki, K. Kamiya, M. Hirano, T. Ide, N. Miki, S. Takeuchi, "Automated Parallel Recordings of Topologically Identified Single Ion Channels", Scientific Reports 2013, 3: 1995 | DOI: 10.1038/srep01995.
・D. Kiriya, R. Kawano, H. Onoe, S. Takeuchi, "Microfluidic Control of the Internal Morphology in Nanofiber-based Macroscopic Cables", Angewandte Chemie Int. Ed., 2012, 51, 7942-7947.
・R. Kawano, T. Osaki, H. Sasaki, M. Takinoue, S. Yoshizawa, S. Takeuchi, "Rapid Detection of a Cocaine-Binding Aptamer Using Biological Nanopores on a Chip", J. Am. Chem. Soc., 2011, 133, 8474-8477.
・R. Kawano, T. Osaki, H. Sasaki, S. Takeuchi, "A Polymer-based Nanopore-integrated Microfluidic Device for Generating Stable Bilayer Lipid Membranes", Small 2010, 6, 2100-2104.
・D. K. Lathrop, E. N. Ervin, G. A. Barrall, M. G. Keehan, R. Kawano, M. A. Krupka, H. S. White, and A. H. Hibbs, "Monitoring the Escape of DNA from a Nanopore Using an Alternating Current Signal", J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 1878-1885.
・R. Kawano, A. Schibel, C. Cauley, H. S. White, "Controlling the Translocation of Single-Stranded DNA through α-Hemolysin Ion Channels Using Viscosity", Langmuir, 2009, 25 (2), 1233–1237.

研究紹介

生体分子は自発的な集合により、人為的には不可能な精緻さ・優美さでナノ構造を創る。
なかでも細胞膜(脂質二分子膜)に形成されるチャネルを有する膜タンパク質は、自己集合により数Åから数nmの超微小孔をいとも簡単に形成する。
一方で半導体微細加工技術を基盤としたMEMSやマイクロ流体技術により、マイクロサイズのオブジェクトは比較的自由に作ることができる。私の研究では、生体分子が自己集合して作る膜タンパクチャネルをマイクロ構造中に組み込むことで、ナノメートルからセンチメートルサイズ領域で完全に制御されたシステムの構築を目指す。
このシステムを用い、以下の研究を展開する。
・チャネル膜タンパク質を用いた一分子ナノポアセンサ
・一分子DNA/RNAのナノポアシーケンサ
・DNAアプタマーを用いた選択的一分子認識
・チャネル膜タンパク質とDNAによる、DNAコンピューティング
・合成チャネルを用いた選択的一分子認識

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本学のテニュアトラック事業について

本学のテニュアトラック事業では、完全な独立性を保証されており、潤沢なスタートアップ予算、スペースを与えられます。採択に関しては完全な公募制で、審査員は外部評価員を含め公平なセレクションプロセスであったと思います。テニュアトラック教員であっても他の准教授と同じ扱いをして頂け、非常に良い環境で研究・教育に臨めると思います。

今後の抱負

大学の最も重要な役割は良い人材の育成と輩出であると考えます。本学では研究大学として、将来の科学・技術を担う人材の輩出が求められています。そのために普段の講義も重要ですが、研究室で高いレベルの研究を行い、きちんとした成果をまとめて社会に発信することで、研究成果、人材育成の推進を行いたいと考えております。