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国立大学法人東京農工大学
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本事業は文部科学省科学技術人材育成費補助金の「テニュアトラック普及・定着事業」の補助を受けて実施しています。

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テニュアトラック教員の紹介

久保 若奈 (Kubo Wakana)

研究院 工学研究院(機構)
部門 先端電気電子部門
研究分野 光電子デバイス
キーワード 微細加工、光電変換デバイス・素子、プラズモニクス
URL http://web.tuat.ac.jp/~kubolab/top.htm
職歴

・2005年4月~2006年3月:日本学術振興会特別研究員(DC2)
・2006年4月~2007年3月:日本学術振興会特別研究員(PD1)
・2007年4月~2010年3月:理化学研究所研究員
・2010年4月~2011年3月:理化学研究所特別研究員
・2011年4月~2014年3月:理化学研究所基礎科学特別研究員
・2011年10月~2014年3月:科学技術振興機構さきがけ太陽光と光電変換機能さきがけ研究者
・2014年4月~2015年12月:理化学研究所客員研究員
・2014年4月~2015年3月:科学技術振興機構さきがけ太陽光と光電変換機能さきがけ専任研究者
・2016年1月~現在:東京農工大学 工学研究院(テニュアトラック推進機構)テニュアトラック特任准教授

学歴

・2001年3月:東京理科大学理学部応用化学科卒業
・2003年3月:東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻修士課程修了
・2006年3月:東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻博士課程修了
・2006年3月:博士(工学)取得(東京大学)

受賞歴

・2007年3月:Honda-Fujishima賞
・2009年3月:第25回応用物理学会講演奨励賞
・2012年5月:田中貴金属グループ 貴金属に関わる研究助成MMS賞

主な論文・解説

・W. Kubo, Y. Yokota, and T. Tanaka, “Au nanodot lattices with well-controlled in size and density for thin organic solar cells”, Physica Status Solidi-Rapid Research Letters, 9, 348-352, 2015.
・W. Kubo, S. Fujikawa, “Au double nanopillars with nanogap for plasmonic sensor” Nano Letters, 11, 8-15, 2011.
・W. Kubo, H. Hayakawa, K. Miyoshi, S. Fujikawa, “Size-controlled simple fabrication of free-standing, ultralong metal nanobelt array” Journal of Nanoscience and Nanotechnology, 11, 131-137, 2011.
・W. Kubo, S. Fujikawa, “Manipulation of a One Dimensional Molecular Assembly of Helical Superstructures by Dielectrophoresis”, Applied Physics Letters, 95, 163110-1-3, 2009.
・W. Kubo, S. Fujikawa, “Embedding of a Gold Nanofin Array in a Polymer Film to Create Transparent, Flexible and Anisotropic Electrodes” Journal of Materials Chemistry, 19, 2154-2158, 2009.
・W. Kubo, T. Tatsuma, “Mechanisms of Photocatalytic Remote Oxidation” Journal of the American Chemical Society, 128, 16034-16035, 2006.6.

研究紹介

太陽光をうまく制御して、太陽電池や光学素子に活用する研究を行っています。太陽光をより効果的に利用できれば、効率の高い太陽電池や、外気温が高い昼の間だけ着色して太陽光を反射するスマートウィンドウなど、すぐれた機能性を持つデバイスや材料を実現できるからです。高い自由度で太陽光を操作する技術は、エネルギー効率のよい、環境にやさしい社会を実現するにあたり重要だと確信しています。
 私の研究では、太陽光を制御するために金属ナノ構造体の電磁気応答特性を利用します。金属ナノ構造体は、そのサイズや形に応じて特定の波長の光と相互作用し、吸収や反射、散乱などの光学特性を示します。つまり、金属ナノ構造体の形とサイズをうまく設計すると、その構造体が持つ光学特性をもデザインできるのです。この概念が、自然界の物質にはない電磁波応答特性を示す人工材料、メタマテリアルです。実現はとても難しいと言われていますが、究極的にはメタマテリアルによって透明マントも実現できるとも言われています。
 様々な形とサイズの金属ナノ構造体を設計して、極めて微小な領域に光を閉じ込めたり、太陽光の伝搬方向を制御する技術を実現しました。これらの技術を、光電変換デバイスや光機能性素子に取り入れて、役に立つ機能性を実現したいと思っています。

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本学のテニュアトラック事業について

研究室を主宰する機会を与えて頂いた本事業に、深く感謝しています。研究室を主宰するポストには数に限りがあり、若く優秀な研究者であってもポストが得られない人もたくさんいるのが現状です。そのような中で、若手研究者に研究室を主宰する機会を提供する本学のテニュアトラック事業はとても貴重な制度です。またすでに、テニュアを取得された先生が多くいらっしゃるので、経験された先生方から助言を頂けることをとても心強く思っております。

今後の抱負

価値の高い、そして将来的には社会に還元できる研究を目指しています。とても大きな目標なので、短期的に達成できるものではありません。しかし、そういう大きな目標を掲げてひたむきに努力を積み重ね続け、結果的に研究者として成長していけたらと思っています。
 また、私自身が質の高い研究を追及し続け、学生の成長をも促すと思っています。頂いたテニュアトラックの機会を、私はもちろん、学生の成長にも活用できるよう、最大限の努力をしていきます。