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国立大学法人東京農工大学
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本事業は文部科学省科学技術人材育成費補助金の「テニュアトラック普及・定着事業」の補助を受けて実施しています。

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テニュアトラック教員の紹介

村岡 貴博 (Muraoka Takahiro)

研究院 工学研究院(機構)
部門 応用化学部門
研究分野 生体関連化学、超分子化学、有機化学
キーワード 分子集合体、脂質二分子膜、ペプチド、刺激応答性分子、分子機械
URL
職歴

・2004年04月~2007年03月:日本学術振興会 特別研究員DC1
・2006年07月~2008年04月:米国Northwestern University 訪問研究員
・2007年04月~2008年04月:日本学術振興会 特別研究員PD
・2008年05月~2015年04月:東北大学 多元物質科学研究所 助教
・2013年10月~現在:JSTさきがけ「分子技術と新機能創出」 領域研究者 (兼任)
・2015年05月~2016年03月:東京工業大学 大学院生命理工学研究科 助教
・2016年04月~2017年01月:東京工業大学 生命理工学院 助教(改組)
・2017年02月~現在:東京農工大学大学院工学研究院(テニュアトラック推進機構) 准教授(テニュアトラック・卓越研究員)

学歴

・2002年03月:東京大学 工学部 化学生命工学科 卒業
・2004年03月:東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 博士前期課程 修了
・2007年03月:東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 博士後期課程 修了 博士(工学)

受賞歴

・2007年:東京大学大学院工学系研究科長賞
・2009年:井上科学振興財団井上研究奨励賞
・2014年:日本化学会優秀講演賞(学術)
・2015年:日本化学会進歩賞
・2016年:科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞

主な論文・解説

・T. Muraoka, K. Kinbara, T. Aida, Nature, 440, 512 (2006).
・T. Muraoka, H. Cui, S. I. Stupp, J. Am. Chem. Soc., 130, 2946 (2008).
・T. Muraoka, C.-Y. Koh, H. Cui, S. I. Stupp, Angew. Chem. Int. Ed., 48, 5946 (2009).
・T. Muraoka, T. Shima, T. Hamada, M. Morita, M. Takagi, K. V. Tabata, H. Noji, K. Kinbara, J. Am. Chem. Soc., 134, 19788 (2012).
・T. Muraoka, K. Adachi, M. Ui, S. Kawasaki, N. Sadhukhan, H. Obara, H. Tochio, M. Shirakawa, K. Kinbara, Angew. Chem. Int. Ed., 52, 2430 (2013).
・T. Shima, T. Muraoka, N. Hoshino, T. Akutagawa, Y. Kobayashi, K. Kinbara, Angew. Chem. Int. Ed., 53, 7173 (2014).
・T. Muraoka, T. Endo, K. V. Tabata, H. Noji, S. Nagatoishi, K. Tsumoto, R. Li, K. Kinbara, J. Am. Chem. Soc., 136, 15584 (2014).

研究紹介

私はこれまでに、(1)生体分子の模倣、(2)生体分子の利用、(3)生体分子や細胞の操作、から着想した生体関連化学を行ってきました。(1)生体分子の模倣では、分子機械と呼ばれる機械的な動きを行うタンパク質を模倣した合成分子機械の開発や、膜タンパク質を模倣した超分子イオンチャネルの開発を行ってきました。(2)生体分子の利用では、特に自己集合性ペプチドを用いた光応答性ゲルの開発を行ってきました。この光応答性ゲルを用いて、(3)と関連した細胞接着の光制御に成功しました。また(3)の生体分子の操作では、タンパク質の熱変性を抑制する安定化剤の開発に成功しました。このように、特に化学と生物の接点で新たな機能性分子を創出する研究を今後も展開していきたいと考えております。

本学のテニュアトラック事業について

本学のテニュアトラック事業では、着任と同時に十分な研究スペースを与えられるため、研究推進に必要な環境を計画的に整えることができます。また事務的なサポート制度もあり、大変恵まれた環境で研究、教育を行うことができます。同世代の異分野研究者が多く、共同研究などによって研究の幅を広げられる魅力もあると思います。

今後の抱負

長期的な視点に立ち、「分子の可能性を追求する」独創的な研究を目指し研究、教育に励みたいと思います。専門である有機化学、超分子化学を基盤とした精密分子合成を起点とし、生物、物理、材料科学などの多分野と融合した研究を展開していきたいと思います。こうした研究を通じ、学生の「不連続な成長」を導く教育を目指していきます。