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国立大学法人東京農工大学
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本事業は文部科学省科学技術人材育成費補助金の「テニュアトラック普及・定着事業」の補助を受けて実施しています。

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テニュア取得教員の紹介

藤田 桂英 (Fujita Katsuhide)

研究院 工学研究院
部門 先端情報科学部門
研究分野 人工知能
キーワード マルチエージェントシステム、自動交渉機構、ナレッジマネージメント、複雑ネットワーク解析、自然言語処理
URL http://katfuji.lab.tuat.ac.jp/index.html
職歴

・2010年04月~2011年06月:日本学術振興会 特別研究員(DC1)
・2010年06月~2011年05月: マサチューセッツ工科大学訪問学生
・2011年07月~2011年09月: 日本学術振興会 特別研究員(PD)
・2011年10月~2012年11月: 東京大学大学院工学系研究科 特任研究員
・2012年12月~2015年11月:東京農工大学 大学院工学研究院 准教授
・2015年12月~現在:東京農工大学 大学院工学研究院 准教授(テニュア取得)

学歴

・名古屋工業大学情報工学科 2008年卒業
・名古屋工業大学大学院産業戦略工学専攻 博士前期課程 2010年修了
・名古屋工業大学大学院情報工学専攻 博士後期課程 2011年早期修了

受賞歴

・人工知能学会 研究会優秀賞 (2010年)
・情報処理学会 山下記念研究賞 (2010年)
・Winner of The Automated Negotiating Agents Competition 2010 (2010年)
・第24回電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術学生賞) (2009年)
・Best Student Paper Award (KICSS2007) (2007年)

主な論文・解説

・ Katsuhide Fujita, Takayuki Ito, Mark Klein “Efficient issue-grouping approach for multiple interdependent issues negotiation between exaggerator agents,” Decision Support Systems, Vol.60, pp.10-17, 2014.
・ Katsuhide Fujita, Takayuki Ito, Mark Klein, “An Approach to Scalable Multi-issue Negotiation: Decomposing the Contract Space," Computational Intelligence, Vol.30, No.1, pp.30-47, 2014.
・ Katsuhide Fujita, Yuya Kajikawa, Junichiro Mori, Ichiro Sakata “Detecting research fronts using different types of weighted citation networks," Journal of Engineering and Technology Management, Volume 32, pp.129-146, 2014.
・ Tim Baarslag, Katsuhide Fujita, Enrico Gerding, et.al. “Evaluating practical negotiating agents: Results and analysis of the 2011 international competition,” Artificial Intelligence Journal, Vol.198, pp.73-103, 2013.
・ Katsuhide Fujita, Takayuki Ito, Mark Klein, “A Secure and Fair Protocol that Addresses Weaknesses of the Nash Bargaining Solution in Nonlinear Negotiation," Group Decision and Negotiation, Volume 21, Number 1, pp.29-47, 2012.

研究紹介

近年、世の中に溢れる知識量が膨大化、専門知の細分化、環境問題や高齢化社会、金融問題など、社会問題の複雑化が進行しています。そのような背景において、人工知能分野を中心とした賢くコンピュータを活用する技術が現実世界の様々な意思決定を支援することが重要となってきています。また、従来の意思決定支援システムではコンピュータが数理的に最適な解を提示し、支援することが主流でしたが、今後、コンピュータが得意な部分、人間が秀でている部分を明らかにするとともに、コンピュータと人間が協調して、新たな意思決定支援システムを構築することが重要と考えられます。
本研究室では「コンピュータと人間の協調に基づいた現実世界の意思決定支援のための研究」を行っていきます。特に、医療、企業や国家の戦略策定、交渉のような状況が複雑かつ複数の当事者が関わる状況で、人工知能技術を活用し意思決定を支援するシステムを構築します。具体的には、まず、意思決定の現場を解析し、自然言語処理および複雑ネットワーク解析技術を活用してモデル化します。次に、マルチエージェントモデルに基づいたシミュレーションや最適化技術を用いて、意思決定の代替案を提示します。最後に、様々な観点から最終的な案の評価を行います。本研究では有識者に基づく意思決定(エキスパートベース)と計算機に基づく意思決定(ボトムアップベース)双方からの比較を行うことで、計算機と人間の協調が現実世界の意思決定現場に与える貢献の可能性と困難を明らかにします。また、意思決定支援システムを様々なアプリケーションとして開発していきます。

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本学のテニュアトラック事業について

文部科学省から高い評価をうけたすばらしいテニュアトラック制度や、同じ状況にいるテニュアトラック教員が多数存在する環境など、これから実績を積み上げていく若手研究者には魅力的な事業だと感じます。当然、独立した研究室を運営への責任やテニュア付与審査へのプレッシャーもありますが、若い研究者が国際的な研究コミュニティで活躍するためには、重要な経験であると考えています。

今後の抱負

コンピュータと人間が持つ賢さはそれぞれことなると共に、両者が協調することで意思決定という人間の重要な知的活動の可能性を広げることができると考えています。今後、テニュアトラック事業の手厚い支援を受けながら、研究テーマに達成できるように精進していきたいと思います。また、国際的な様々なフィールドで活躍できる人材を輩出できるように、教育面でも、本学に貢献していく所存です。