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国立大学法人東京農工大学
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テニュア取得教員の紹介

中本 圭一 (Nakamoto Keiichi)

研究院 工学研究院
部門 先端機械システム部門
研究分野 生産工学,加工学
キーワード CAD/CAM,工作機械,切削加工
URL http://www.tuat.ac.jp/~nakalab/
職歴

・2004年02月~2007年03月:神戸大学 工学部 機械工学科 助手
・2007年04月~2008年01月:神戸大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 助教
・2008年02月~2011年01月:大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 助教
・2011年02月~2011年12月:大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 講師
・2012年01月~2016年11月:東京農工大学大学院 工学研究院 准教授
・2016年12月~現在:東京農工大学大学院 工学研究院 准教授(テニュア取得)

学歴

・愛媛県立 宇和島東高等学校 理数科 1995年卒業
・大阪大学 工学部 生産加工工学科 1999年卒業
・大阪大学大学院 工学研究科 生産科学専攻 博士前期課程 2001年修了
・大阪大学大学院 工学研究科 生産科学専攻 博士後期課程 2004年修了

受賞歴

・日本機械学会奨励賞(研究)(2003年)
・精密工学会論文賞(2013年)
・科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞(2016年)

主な論文・解説

・Nakamoto, K., Ishida, T., Kitamura, N. and Takeuchi, Y., "Fabrication of Microinducer by 5-axis Control Ultraprecision Micromilling," CIRP Annals - Manufacturing Technology, Vol. 60, Issue 1 (2011) pp.407-410.
・Tang, X., Nakamoto, K., Obata, K. and Takeuchi, Y., "Ultraprecision Micromachining of Hard Material with Tool Wear Suppression by Using Diamond Tool with Special Chamfer," CIRP Annals - Manufacturing Technology, Vol. 62, Issue 1 (2013) pp.51-54.
・上野 瑛, 中本圭一, "複合加工機用工程設計支援システムのための加工フィーチャの提案," 日本機械学会論文集, 81巻, 825号 (2015) 15-00108.

研究紹介

我が国の持続的発展には,基幹産業である製造業の健全な成長と革新が不可欠である.工作機械及び加工関連技術は,まさに製造業の基盤であり,分野横断的に活用されるものが多く,製造業の川上から川下まで幅広く貢献している.資源が少なく,かつ少子化による労働力不足が顕在化するなか,ものづくりに直結するこれら技術の競争力を確保することが必須と考え,工作機械及び加工関連技術の研究に取り組んでいる.

次世代の工作機械には,自らが適切に工程設計を行い,加工状況を的確に判断することで必要に応じて切削条件を修正し,得られた経験を次の機会に活かすといった自律的機能が求められる.そこで,工作機械の自律化を阻害する要因を,加工作業が予め生成されたNCプログラムにのみ依存していることと捉え,NCプログラムを生成することなく,自律的に機械加工が可能な工作機械を開発している.

他方,多品種少量生産化が進む機械加工では,非加工時間となる工程設計の標準化・自動化が求められる.このため,多軸制御工作機械や複合加工機といった工程選択の自由度が高い多機能な工作機械を対象に,その能力を余すことなく引き出す工程設計支援・工具経路生成システムを開発している.

また,マイクロフレネルレンズなど微細構造を有する光学素子のガラス化が進み,金型として用いる超硬合金や炭化ケイ素など高硬度材料の超精密切削加工技術の開発が求められている.これに対し,工程設計,工具経路生成及びセッティング誤差補正に工夫を加え,ダイヤモンド工具による切削加工でマイクロ複雑形状を高精度・高効率に創成する手法の確立に取り組んでいる.

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本学のテニュアトラック事業について

自立して研究室を運営でき,研究室立ち上げの援助も充実した本学のテニュアトラック事業は,若手研究者にとって非常に魅力的で理想形と思われる.極めて恵まれた研究環境を得られたことへの感謝とともに,このテニュアトラック事業を維持・発展させていくために,テニュアトラック教員としての期待に応え,本学に貢献できるよう努力していきたい.

今後の抱負

テニュアトラック教員として研究成果を挙げることは不可欠であるが,その一方で教育は大学教員として最も重要な責務の1つであり,社会からの要請である.教育に労力を要するのは当然であるが,広く社会に貢献できる人材を輩出できなくては大学の存在意義が問われることになる.このことを肝に銘じ,講義などを通じて教育の面でも本学に貢献していきたい.