国立大学法人東京農工大学
研究推進部 研究支援課
TEL | 042-367-5944 |
---|---|
FAX | 042-367-5898 |
トップページ > テニュア取得教員の紹介 > 山中 晃徳
山中 晃徳 (Yamanaka Akinori)
研究院 | 工学研究院 |
---|---|
部門 | 先端機械システム部門 |
研究分野 | 計算固体力学、計算材料組織工学 |
キーワード | フェーズフィールド法、均質化法、鉄鋼材料 |
URL | http://web.tuat.ac.jp/~yamanaka/ |
職歴 | ・2007年04月~2008年09月 :日本学術振興会特別研究員(DC1) |
---|---|
学歴 | ・神戸大学工学部機械工学科 2005年卒業 |
受賞歴 | ※最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
主な論文・解説 | ※最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
近年の地球環境問題を背景に, 高燃費のハイブリッド自動車や電気自動車, 航空機の開発が進められており, そのためには軽量かつ高強度, 高延性の新しい材料を創出することが希求されています. しかしながら, 材料の力学特性は材料内部の複雑なナノ・ミクロ組織形態に強く依存しているため, 実験的手法のみで材料中のナノ・ミクロ組織形態を明らかにし, 力学特性の向上に繋げるには膨大な労力と時間が必要です.
本研究では, 数値シミュレーションにより新しい材料の設計を可能とするため, フェーズフィールド法と均質化有限要素法を用いて, 材料内部のナノ・ミクロ構造が如何にして形成し, それが材料の力学的特性にどのように関係しているのかをコンピューターシミュレーションで一貫して予測できる次世代の材料設計法の開発に取り組んでいます.
また, 新材料の開発にむけた材料設計指針を得るためには, 数値シミュレーションの高速化・効率化が必要なため, GPUを用いた超高速計算法に関する研究も推進しています. こうした機械工学, 材料科学, 計算科学にわたる学際融合領域での研究活動を通じて, 総合的な工学センスを有した優れた人材の育成にも力を入れています.
本学のテニュアトラック制度では, 若い研究者が独立して研究室を運営でき, 潤沢な研究資金のもとで自らが計画した研究に専念できるという点が最大の魅力であると感じています. 5年後には厳正なテニュア取得審査が待ち受けていますが, 研究の方向性や研究室運営に関してはメンターの先生方から助言を受けることができます. さらに, 学内には同じテニュアトラック教員が多く在籍していることも, テニュアトラック制度のもとで安心して研究・教育に取り組める重要な点であると思います.