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国立大学法人東京農工大学
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テニュア取得教員の紹介

山中 晃徳 (Yamanaka Akinori)

研究院 工学研究院
部門 先端機械システム部門
研究分野 計算固体力学、計算材料組織工学
キーワード フェーズフィールド法、均質化法、鉄鋼材料
URL http://www.tuat.ac.jp/~yamanaka
職歴

・2007年04月~2008年09月 :日本学術振興会特別研究員(DC1)
・2008年10月~2008年11月 :日本学術振興会特別研究員(PD)
・2008年12月~2012年09月 :東京工業大学大学院理工学研究科機械システム工学専攻 助教
・2012年10月~現在 :東京農工大学大学院工学研究院 准教授

学歴

・神戸大学工学部機械工学科 2005年卒業
・神戸大学大学院自然科学研究科機械工学専攻 博士前期課程 2006年修了
・神戸大学大学院自然科学研究科機械・システム科学専攻 博士後期課程 2008年修了

受賞歴

・日本塑性加工学会東京・南関東支部 支部賞奨励賞 (2012年)
・ACM Gordon Bell Prize, Special achievements in Scalability and Time-to-Solution (2011年)
・2010年度日本機械学会賞(論文) (2010年)
・2009年度日本機械学会奨励賞(研究) (2009年)
・日本材料学会第55期優秀講演発表賞 (2006年)

主な論文・解説

・A. Yamanaka, T. Takaki and Y. Tomita, Simulation of Austenite-to-ferrite Transformation in Deformed Austenite by Crystal Plasticity Finite Element Method and Multi-phase-field Method, ISIJ International 52 (2012), pp.659-668.
・A. Yamanaka, S. Ogawa, T. Aoki and T. Takaki, GPU-accelerated Phase-Field Simulation of Dendritic Solidification in a Binary Alloy, Journal of Crystal Growth 318 (2011), pp.40-45.
・A. Yamanaka, T. Takaki and Y. Tomita, Elastoplastic Phase-Field Simulation of Martensitic Transformation with Plastic Deformation in Polycrystal, International Journal of Mechanical Sciences, 52 (2010), pp.245-250.
・山中晃徳, 高木知弘, 冨田佳宏, 結晶塑性Phase-Field モデルの構築と塑性変形を伴う微視組織形成過程のシミュレーション, 日本機械学会論文集A 編 第75 巻, 第760 号 (2009), pp.1794-1803
・A. Yamanaka, T. Takaki and Y. Tomita, Coupled Simulation of Microstructural Formation and Deformation Behavior of Ferrite-Pearlite Steel by Phase-Field Method and Homogenization Method, Materials Science and Engineering A 480 (2008), pp.244-252.
・A. Yamanaka, T. Takaki and Y. Tomita, Elastoplastic Phase-Field Simulation of Self- and Plastic Accommodations in Cubic - Tetragonal Martensitic Transformation, Materials Science and Engineering A 491 (2008), pp.378-384.

研究紹介

 近年の地球環境問題を背景に, 高燃費のハイブリッド自動車や電気自動車, 航空機の開発が進められており, そのためには軽量かつ高強度, 高延性の新しい材料を創出することが希求されています. しかしながら, 材料の力学特性は材料内部の複雑なナノ・ミクロ組織形態に強く依存しているため, 実験的手法のみで材料中のナノ・ミクロ組織形態を明らかにし, 力学特性の向上に繋げるには膨大な労力と時間が必要です.
 本研究では, 数値シミュレーションにより新しい材料の設計を可能とするため, フェーズフィールド法と均質化有限要素法を用いて, 材料内部のナノ・ミクロ構造が如何にして形成し, それが材料の力学的特性にどのように関係しているのかをコンピューターシミュレーションで一貫して予測できる次世代の材料設計法の開発に取り組んでいます.
 また, 新材料の開発にむけた材料設計指針を得るためには, 数値シミュレーションの高速化・効率化が必要なため, GPUを用いた超高速計算法に関する研究も推進しています. こうした機械工学, 材料科学, 計算科学にわたる学際融合領域での研究活動を通じて, 総合的な工学センスを有した優れた人材の育成にも力を入れています.

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本学のテニュアトラック事業について

本学のテニュアトラック制度では, 若い研究者が独立して研究室を運営でき, 潤沢な研究資金のもとで自らが計画した研究に専念できるという点が最大の魅力であると感じています. 5年後には厳正なテニュア取得審査が待ち受けていますが, 研究の方向性や研究室運営に関してはメンターの先生方から助言を受けることができます. さらに, 学内には同じテニュアトラック教員が多く在籍していることも, テニュアトラック制度のもとで安心して研究・教育に取り組める重要な点であると思います.

今後の抱負

高額な研究資金と独立した研究室を与えられたテニュアトラック教員は, 非常に恵まれた環境で研究に専念できるため, 研究成果に関しては言い訳ができないという強いプレッシャーを感じています. しかし, そのプレッシャーを駆動力に変え, フェーズフィールド法の研究において優れた成果を生み出し, 世界で第一線の研究者になれるように努力していきたいと思います. また, 本学の学生が持つ能力を最大限引き出し, 優れた人材に育っていくような教育を行っていく所存です.