国立大学法人東京農工大学
研究推進部 研究支援課
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村岡 貴博 (Muraoka Takahiro)
研究院 | 工学研究院 |
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部門 | 応用化学部門 |
研究分野 | 生体関連化学、超分子化学、有機化学 |
キーワード | 分子集合体、脂質二分子膜、ペプチド、刺激応答性分子、分子機械 |
URL | https://www.muraoka-lab.com/ |
職歴 | ・2004年04月~2007年03月:日本学術振興会 特別研究員DC1 |
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学歴 | ・2002年03月:東京大学 工学部 化学生命工学科 卒業 |
受賞歴 | ※最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
主な論文・解説 | ※最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
私はこれまでに、(1)生体分子の模倣、(2)生体分子の利用、(3)生体分子や細胞の操作、から着想した生体関連化学を行ってきました。(1)生体分子の模倣では、分子機械と呼ばれる機械的な動きを行うタンパク質を模倣した合成分子機械の開発や、膜タンパク質を模倣した超分子イオンチャネルの開発を行ってきました。(2)生体分子の利用では、特に自己集合性ペプチドを用いた光応答性ゲルの開発を行ってきました。この光応答性ゲルを用いて、(3)と関連した細胞接着の光制御に成功しました。また(3)の生体分子の操作では、タンパク質の熱変性を抑制する安定化剤の開発に成功しました。このように、特に化学と生物の接点で新たな機能性分子を創出する研究を今後も展開していきたいと考えております。
本学のテニュアトラック事業では、着任と同時に十分な研究スペースを与えられるため、研究推進に必要な環境を計画的に整えることができます。また事務的なサポート制度もあり、大変恵まれた環境で研究、教育を行うことができます。同世代の異分野研究者が多く、共同研究などによって研究の幅を広げられる魅力もあると思います。
長期的な視点に立ち、「分子の可能性を追求する」独創的な研究を目指し研究、教育に励みたいと思います。専門である有機化学、超分子化学を基盤とした精密分子合成を起点とし、生物、物理、材料科学などの多分野と融合した研究を展開していきたいと思います。こうした研究を通じ、学生の「不連続な成長」を導く教育を目指していきます。