国立大学法人東京農工大学
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岡野 太治 (Okano Taiji)
研究院 | 工学研究院 |
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部門 | 先端電気電子部門 |
研究分野 | マイクロ流体工学、非平衡物理学、合成生物学 |
キーワード | マイクロ流体デバイス、同期現象、人工細胞モデル |
URL | https://okano-web-jp.blogspot.com/ |
職歴 | ・2008年4月~2010年3月:日本学術振興会 特別研究員 |
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学歴 | ・2004年3月:福岡大学 理学部 応用物理学科 卒業 |
受賞歴 | |
主な論文・解説 | ・T. Okano, K. Inoue, and H. Suzuki, "Deformation Modes of Giant Unilamellar Vesicles Encapsulating Biopolymers", ACS Synthetic Biology 7, 739 (2018). |
「生き物らしさ」は、DNAやタンパク質などの生体分子が高度かつ緻密に関与し合うことで生み出されています。一方で、そのような機構が原始の生命に初めから備わっていたとは考えづらく、原始細胞の振る舞いの決定には物理現象が大きく影響していたと推測されます。そこで、研究ではマイクロ工学をベースに非平衡物理学や合成生物学の知見を活用し、生命現象の深奥に隠された物理現象を調べるとともに、非生物から「生き物らしさ」が生み出される物理的に可能なシナリオを探求しています。これにより、細胞の物理モデルを構築することを目指しています。
十分な実験スペースやスタートアップ資金を与えていただける、充実した制度だと思います。また、学生の配属やテニュアトラック教員同士の交流会など、教育者・研究者として成長する機会が整えられている点も魅力に感じています。
まだ見ぬ新しい「なにか」を、学生とともに見つけていくことが楽しみです。