国立大学法人東京農工大学
研究推進部 研究支援課
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早川 諒 (Hayakawa Ryo)
研究院 | 工学研究院 |
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部門 | 先端情報科学部門 |
研究分野 | 信号処理 |
キーワード | 数理最適化、画像処理、無線信号処理 |
URL | https://web.tuat.ac.jp/~hayakawa-lab/ |
職歴 | ・2017年04月〜2020年03月:日本学術振興会 特別研究員(DC1) |
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学歴 | ・2015年03月:京都大学工学部 卒業 |
受賞歴 | ※最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
主な論文・解説 | ※最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
信号処理は、音・画像・電波などの信号を加工して情報の変換・抽出・解釈などを行うための技術であり、スマートフォンやインターネットが当たり前のように使われている現代社会に欠かせないものとなっています。応用分野で現れる信号はそれぞれ固有の構造をもっていることが多いため、適切な信号処理を行うためには処理の対象となる信号の性質をうまく活用する必要があります。
我々は、そのような信号処理の数理と応用に関する研究を行っています。画像処理や無線信号処理を主な応用対象として、スパース信号(ほとんどの値が0となる信号)・離散値信号(±1などの限られた値しかとらない信号)・画像などを観測データから復元するための手法を開発しています。また、手法の開発だけでなく、信号の性質の活用による性能改善の理論的な評価にも興味をもっており、信号復元手法の精度や完全復元条件に関する理論解析も行っています。数理的な道具としては、主に数理最適化や確率推論と呼ばれる技術を利用しており、最近では最適化と機械学習技術を相補的に融合させるアプローチに関する研究も行っています。解釈性や安定性をもつ優れた信号処理アルゴリズムを、処理対象の信号に合わせて容易に設計するための基盤となる技術の構築を目指しています。
若いうちからでも独立して研究室を主宰する機会を得られる素晴らしい制度だと思います。スタートアップ資金を頂けて研究室の什器などを整備できるのも非常に助かっています。授業や運営の負担についても配慮していただけるため、研究に集中するための環境が整っていると感じます。
自身の研究を進めるだけでなく、研究室として社会に貢献できるような人材を育成できるように教育・研究に励んでいく所存です。研究の幅を広げるため、学内外の方々とのコラボレーションにも積極的に取り組んでいきたいと思います。