国立大学法人東京農工大学
研究推進部 研究支援課
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兼橋 真二 (Kanehashi Shinji)
研究院 | 工学研究院 |
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部門 | 応用化学部門 |
研究分野 | 高分子機能材料 |
キーワード | 機能材料、物質移動、環境科学、バイオマス科学 |
URL | https://sites.google.com/view/kanehashi-lab |
職歴 | ・2006年04月~2009年03月:株式会社クラレ 新事業開発本部 研究開発員 |
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学歴 | ・2004年03月:明治大学理工学部工業化学科卒業 |
受賞歴 | ※ 最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
主な論文・解説 | ※ 最新情報は教員のWebサイトをご覧ください |
世界的に深刻化する地球温暖化や廃棄プラスチックが引き起こすマイクロプラスチック汚染、資源・エネルギーなどの社会問題の解決は、世界共通の喫緊の課題となっています。2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、温室効果ガス(GHG)の削減をはじめ、カーボンニュートラルな再生可能資源(バイオマス)の有効利用、グリーンエネルギーの利用に大きな期待が寄せられています。このような地球規模で進行する社会問題に対し、本研究では未利用な廃棄資源の有効利活用を目的としたグリーンなバイオマスプロダクツの研究開発に取り組んでいきます。特に資源発生国との国際協力のもと実現に向け活動していきます。その一方で、抜本的な温暖化対策として期待される二酸化炭素回収・貯留・有効利用プロセス(CCUS)における温室効果ガス分離材料の研究開発、CO2が発生しないクリーンエネルギーである水素の精製、天然ガス精製、バイオマス濃縮を可能とする機能性分離膜素材の研究開発にも取り組んでいます。
このように、未利用資源の有効利用、GHGの回収、クリーンエネルギーの利用、新興国との国際協力によるSDGsの達成、資源循環社会の実現に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)に資する革新的なマテリアル・エネルギーの創出に取り組んでいきます。
本学のテニュアトラック制度では限られた期間の中で一定以上の研究成果を出し、一方で教育業務、大学運営を効率的に行う必要があります。本テニュアトラック事業では、研究室立ち上げに必要なスタートアップ資金が配分されるだけでなく、大学や所属専攻の教職員からのサポート、さらにメンター教員制度により、効率的に教育・研究活動運営に対し適切なアドバイスを受けることができます。また同じテニュアトラック教員どうしの定期的な交流の機会も設定され、研究領域を超えた交流と融合研究の可能性にも力を入れています。
学生自身が自分で考え、判断でき、主体的に行動できる実力と自信、国際交流を通した国際感覚、社会との交流を通した社会感覚を習得できる教育を目指します。また研究の専門的知識・技術の習得だけでなく、物事の本質のさらなる追究や大局的な考え方を取り入れた研究者の養成に取り組んでいきます。これまでの人類活動が後世の負担・責任とならないよう、持続的な社会を意識した取り組みが大切です。地球規模で進行する種々の社会問題の解決に向け、ものづくりの視点から実現に向けたシステム構築を通した日本の科学技術の発展とGXの実現に貢献していきます。